ファンドレイザーのお仕事

ファンドレイジングについての知識と感情とあれこれ。

2017-01-01から1年間の記事一覧

寄付の目的について考える

前回の記事を書いてから、いろいろと考える機会があり、少し自分なりに分類できたので書いておきます。今後また考え方が変わる可能性もあるけれど、今の自分が理解できる範囲での備忘録として。 寄付を目的別に分けてみる 前回は1と2を混合していたけれど、…

幸せなクリスマスと罪悪感について

ファンドレイジングの勉強をしている時に、しばしば「社会を変える」という言葉を目にしました。 貧困のない未来を目指して「社会を変える」 戦争のない未来を目指して「社会を変える」 そこにある前提は 今の社会は良くない 私たちの暮らしている社会は、良…

人はなぜ寄付をするのか

寄付白書2017が発行されました。 今回は最先端の寄付研究として、行動経済学の知見からみた寄付についての解説が載っています。題して「人はなぜ寄付をするのか」。 これまで行動経済学の本は数冊読んだことがあるのですが、ほとんどが広告宣伝や依存、プロ…

ファンドレイザーになることを母になった経験から考える

認定ファンドレイザーの合否はまだですが、先日スクール同期のメンバーと話してた時の話題を振り返ります。 資格とは一人前の証なのか 認定ファンドレイザーの資格は、ペーパーテストだけじゃなくて、スピーチやレポート、グループディスカッションの様子(…

FR気をつけること(メモ)

スクールの授業「失敗から学ぶFR事例」で取り上げられた事例からの個人的メモ。 災害援助でボランティアツアーを行う場合は、旅行業法に違反しないように旅行会社を間に入れた方が良い。(海外のスタディツアーなども同様) 役所からの委託事業の場合、職員…

いやぁ楽しかった。

いやぁ楽しかった。 昨日の認定ファンドレイザーの試験のことです。 出来としては40%くらいで、合格の望みはかなり薄いのですが、あんなに時間に追われて冷や汗かいたのは何年ぶりでしょう。非日常で楽しかったです。そして試験後はスクールの同期生とカフ…

いよいよ明後日は認定試験です。

ファンドレイジング・スクールの最後の授業が終わり、いよいよ明後日は認定試験です。試験勉強から逃避して、少しだけ振り返ってみよう。 ファンドレイザーという言葉を知ったのが、たぶん去年の3月くらい。ファンドレイジング・ジャパンの開催直前だったと…

焼肉屋さんのファンドレイジング

今月の始めに次男が車の免許を取得するために「合宿免許」という2週間のコースへ行きました。 出発前夜、壮行会(?)ということで家族で焼肉に行った時、レジのところに募金箱があるのに気づきました。 そのお店では、年に1度、身体が不自由なお子さん(…

見た目より中身が大事

先日、ファンドレイジング・スクールの課題で戦略策定レポートを提出したのですが、提出した後に「もっとああすれば良かった」「あそこは説明不足だった」と悔やまれることばかりで、鬱々... なぜ後悔してるのか。 1つめはデザインに時間を使いすぎたこと。…

ファンドレイジングの「アリ」と「ナシ」

ファンドレイジングを勉強し始めてまだ1年足らず。 なので正直わからないコトばかりです。 例を挙げると、貧困問題に取り組むNPOが「こんなに可哀想な不幸な子がいるんですよ!放っておいていいの?助けてあげたいでしょ?」という写真やエピソードで注目を…

FRJ2018申し込みました!

去年の今頃はまだファンドレイジングという言葉も知らなかった私。 今年はファンドレイジング・スクールに通い、準認定ファンドレイザーにもなりました。 来年は、ファンドレイジング日本に行ってきます。 NPOの方や、ファンドレイザーを目指す方は、ぜひご…

リアル・ケーススタディの発表を終えて

ファンドレイジング・スクールも後半になり、先週末にリアル・ケーススタディのプレゼンがありました。 チームに分かれて、実際のNPOなど(今回は財団法人)のファンドレイジング戦略を立て、団体の代表の方々にプレゼンをするのです。 これまではケース・ス…

ブログを始めた理由

私がブログを始めた理由は2つ。 1つめは、文章を書くことを習慣にしたかったから。 私は、日記や家計簿の類を長く続けた経験がありません。でも始める時のワクワクは好きで、年末に本屋さんに翌年の日記帳や家計簿が並ぶとつい買ってしまいます。なのに、…

寄付する人・ボランティアする人・どちらもしない人

日本ファンドレイジング協会は、日本人の善意の資金の流れを明らかにする『寄付白書 Giving Japan』を発行しています。(引用元:http://jfra.jp/research) 「日本人の何割の人がNPOなどに寄付をしているのか」 「ボランティアに参加する人の割合は年代によ…

iPhoneでサクッと寄付できる仕組み

携帯は初期の頃からずっとiPhoneの私。 今はiPhone7を使ってます。 で、7にしていちばん良かったのはApple Pay! これすごい便利!! だってお財布なくてもバスや電車に乗れるし、コンビニで買い物できるし、レストランで食事することも映画見ることもできち…

共感してなくても寄付する人はいる

ファンドレイジングでは、寄付=社会課題を解決するための投資という言い方をします。しかし、寄付する人が必ずしもその団体が目指している社会課題の解決に強い関心があるかといえば、そうでもない場合もあります。 例えば、普段は関心がないけれどテレビで…

スクール卒業まであとわずか。3期生の募集もそろそろ?

ファンドレイザーは、単なる資金調達の専門家ではなく、NPOと社会を「共感」でつなぎ、社会課題の解決のために必要なリソースを集める人です。 そのために、「財源」だけでなく「組織」や「事業」の側面からもアドバイスができるように、知識や技術、人間力…

寄付と行動経済学

今日は日本財団で開かれたセミナーに行ってきました。 jfra.jp 仕事柄もともと行動経済学には興味があって、何冊か本を読んだことはあったのだけど、「寄付」という行為にも関係があるんだなぁ...と。 今日の学びを忘れないうちにメモメモ。 1)人が寄付す…

NPOの資金調達のプロ!認定ファンドレイザーへの道

先週の土日に認定ファンドレイザー必修研修を受講してきました。 12月にある認定ファンドレイザーの資格試験を受けるために必要な研修だったのだけれど、単に参加すればいいっていうものではなく、ファンドレイザーに必要なコミュニケーションスキルやプレゼ…