ファンドレイザーのお仕事

ファンドレイジングについての知識と感情とあれこれ。

認定試験の季節がやってきました。

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先日、会社のクリスマスツリーを出しました。

週末だったのでウチの娘とスタッフのアンちゃんの子どもたちが会社に来て飾りつけをしてくれました。親が働く場所に子どもが来るのは大歓迎!片付けのときも来てほしいものです。

 

ところで認定の受験票が届きました。

あと11日です。

時期的に本業がMAX忙しくて、なかなか試験勉強すすみませんが、それは言い訳…

 

今日から期末試験前の娘、浪人生の息子と一緒に夕飯の後に勉強することにします。

 

 

 

クラウドファンディングの個別相談

埼玉県商工会連合会の専門家派遣で、クラウドファンディングを検討している起業家の方の個別相談に行ってきました。

 

商工会の方と話をしながら、創業時の資金調達としてクラウドファンディングを検討する人が増えているのを感じました。

 

一方で商工会の職員の方にとっては馴染みのない資金調達のため、ノウハウが無くて困っていらっしゃる状況も見受けられました。

 

ファンドレイザーの方のほとんどがソーシャルの世界に身を置いていると思いますが、今後は中小企業や個人事業の支援を行う商工会や創業支援センターなどからのサポート要請が増えてくるのではないでしょうか。

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AFP同窓会と人生初のタイ料理

忙しさにかまけてブログ更新が止まっていました。また再開したいと思います。

 

気がつけば今年も残り2ヶ月を切りましたね。

 

最近あったことといえば、4月にニューオリンズ(AFPのファンドレイジング・カンファレンス)で出会った女子大生のSちゃんの帰国祝いで、AFPで一緒だったメンバーと久しぶりに集まりました。

新宿のタイ料理専門店。

メンバーには驚かれましたが、アラフィフの私にとって初のタイ料理専門店でした。

パクチーは美味しくもなく不味くもなく...でも料理はとっても美味しくて感動!

そういえばニューオリンズでも毎日このメンバーで美味しい牡蠣を食べてたなぁ。

 

まだまだこれから2月中旬まで忙しい日々が続きます。
体調に気をつけて駆け抜けるぞー!

 

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パイナップルチャーハン



寄付を通して自分の価値観を知る

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先日あるNPOのマンスリー会員を退会しました。

団体を応援する気持ちが無くなったわけでは決してなくて、これからも頑張ってほしいと思っているのですが、ファンドレイジングを学び始めてソーシャルセクターの知合いが増えて行く中で、NPOからの寄付のお願いやクラウドファンディングのお願いを多くいただくようになり、すべてに応えるのが難しくなってきたのです。

いい機会なので、自分がどんな団体や活動に強く共感し、応援したい(寄付したい)と思えるのかを自問して基準を設けようと思います。

「団体が有名であること」や「団体の規模が大きい」という事を信頼の基準にする人もいれば、取り組む社会課題に対する自分の共感度を重視する人もいる。活動する人との関係性や人柄を基準にすることもできる。

自分はどういった基準で自分のお金を社会に役立てたいと思うのか。

寄付という行為を通して、自分の価値観を見つめ直すことができそうです。

あなたは、なぜその団体に寄付する(または、しない)のですか?

MUDアドバイス無料でやります

先日MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)アドバイザーの資格を取得したので、デザインする中で色覚異常の方でも読みやすい(見やすい)色使いやデザインということに気を使うようになりました。

もしワードなどでチラシを自主制作して、色覚異常や色覚障がいの方からどう見えているのかシミュレーションしてみたい方がいたら、PDFかjpeg画像を送っていただけたらシミュレーション結果とアドバイスをさせていただきます。

 

メディア・ユニバーサルデザイン(MUD) | SP事業部 | 株式会社トリガーコーポレーション

里親制度とハラスメントのリスクを考えた旅

おひさしぶりです。

1週間ほどフィリピン・セブ島に行っていました。

私は5年ほど目から現地NGOを通じてR君という男の子の就学支援(学費の援助)をしています。今回の旅はR君に会うことが目的のひとつでした。

R君は私が会いに行くと、恥ずかしそうな笑顔で迎えてくれる、少しシャイな真面目で頭の良い子です。時期は異なりますが年に1度、彼の家族(母親・姉弟)と食事に行き、買い物や遊びに連れて行くのが恒例になっています。

今年もいつものように楽しい時間を過ごし、NGOの方と食事をしてホテルに戻りました。そこでふと「R君はいつまで喜んで私に会ってくれるだろうか」と考えました。

彼は現在中学3年生。日本であれば思春期(反抗期)の年齢。親や姉弟と一緒に遊びに行ったりするのが恥ずかしかったり、休日も友人と過ごす方が楽しい年頃。セブの貧困家庭の子は休日も勉強と家のお手伝いに忙しく、遊びに連れて行ってもらったり、外食ができる機会はめったにないため、今のところは喜んでくれている様子です。でも今は楽しそうにしていても「里親さんにはお世話になってるんだから、我慢して今日は里親さんと過ごさなきゃ」と思う日がくるかもしれません。

今後は現地NGOと相談しながら、里親として子離れする心の準備を始めようと思いました。

里親という制度は奨学金だけの繋がりだけでなく、手紙や面会等のコミュニケーションを通じて「海外から自分を見守ってくれる人がいる」「子どもの成長が感じられて嬉しい」といった双方向の交流が魅力のひとつです。私のように里子に会いに行く里親さんであれば、普段ならできない体験(今回は映画を見に行きました)や、異文化を知る情操教育的なメリットもあります。しかし今回の渡比で気づいたのは、1対1の里親制度は、里親側のモラルによってはハラスメントの危険を含んだ関係性だということ。

考えすぎかもしれませんが、最初は純粋な気持ちで里親になったとしても、里子が年頃に成長した時、万が一里親が良からぬ考えを持って個人的に食事等に誘えば、里子は奨学金の継続のために誘いを断ることができないかもしれません。

里親と里子がSNSを通じてNGOの管理外で繋がったり、ネットでの送金が可能になった今、里親制度にも新たなリスクに備えた対策が必要なのかもしれません。

 

自分の良心に従う?

先日、友人と話をしていた時に「私は法律やマナーも尊重するけれど、最終的には自分の良心に従う」というような話をしたら、「それは主観で判断するということで、曖昧だしワガママなのでは?」と返されました。

 

法律やルールは個人的な好き嫌いより優先されるべきものだ、というのが友人の意見。

たしかに。みんながワガママ放題になったら社会がめちゃくちゃになってしまいますよね。

 

....って、本当に?

 

そもそも私は誰かを傷つけたり迷惑をかけることを望んでるわけじゃない。自分の良心に従って行動したとしても、それで社会が混乱することなんてあるのかな?と思いました。

 

みんなの合意で決まった法律やルールは、たいていの場合は有効に働きます。それを守ることで、自分もメンバーも守られる。でもそれが有効に機能しない場合、行動の判断軸を自分の外(法律やルール)に置くのか、自分の内面(良心)に置くのか。性善説性悪説という話と関係があるのかもしれませんが、私は自分と周囲の人の良心を信頼したい。甘いと言われてしまうでしょうか。

 

まぁ、そんな答えのない話について、何時間も熱く語りあえる友人がいて幸せだなー、というお話でした。