ファンドレイザーのお仕事

ファンドレイジングについての知識と感情とあれこれ。

イベント報告書を見て思ったこと

2月にイベントのお手伝いをさせていただいた入間東部シルバー人材センター様から、イベントの報告書を見せていただきました。

 

当日は朝から会場にいたので盛況だったのは分かっていましたが、1日の来場者なんと1500人以上!あらためて大勢の方にシルバーの活動を知っていただくことができたこと嬉しく思いました。

 

シルバー人材センターは、市内の60歳以上の会員に地元の仕事を紹介する組織と思われています。もちろん、それは間違いではないのですが、これから先に求められてくるのは受益者を会員と設定した互助的な役割だけでなく、会員の持つ知識や経験、そして能力を地域課題の解決のために活かす場を提供するという役割です。

 

今回のイベントの一角で、裁縫が得意な会員さんが入園時に必要な上履き入れやバッグ、子ども用マスク(ガーゼ)を手作りして販売されていました。私は子ども3人を保育園に通わせていた時、裁縫が苦手だったので仕事から帰った後、夜中に登園用のグッズを作るのには苦労した経験があります。もちろん今の時代はネットでも購入することもできます。ただ他の子が手作りのバッグを持ってくるのに、我が家だけ買って済ませるのは、子どもに対して罪悪感みたいなものを感じてしまいそうで、徹夜して作ってました。

もし当時の私が今回のイベントに来ていて、親世代(祖母くらい?)の会員さんに「お母さん、毎日子育てお疲れ様。お子さんが私の作ったバッグで登園してくれたら嬉しいわ。」なんて言ってもらえていたら、罪悪感も持たずに買えただろうなー、と思います。そして子育てはもっと周囲の人に助けてもらいながらでもいいんだな、と思えたんじゃないかと思います。

 

シルバー人材センターが「会員のため」「仕事を発注してくれる企業のため」から一歩進んで、「地域の課題解決や振興のため」に活動できるように、これからもお手伝いしていきたいです。

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