ファンドレイザーのお仕事

ファンドレイジングについての知識と感情とあれこれ。

ストーリー・コネクト セミナーの感想とまとめ

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昨日のセミナーのメモを備忘録として残します。

ワークの時間が多く座学の部分は駆け足だったので、間違い・漏れはあるかもしれません。個人的な解釈も含みます。

 

 

「やり方」と「やる気」が揃うと人は行動する

 

  • 戦略(頭)だけでは人は動かない
  • ナラティブ(心)が伴って初めて行動につながる

私たちは大きな課題と対峙した時に「どうすればこの課題を解決できるか(How)」ということに目がいってしまう。

しかし「この課題を解決したいと思う価値観(Why)」がステークホルダーに共有・共感されていないと「頭では分かってるけど行動しない」チームになってしまう。

アクションを起こすためには「頭=やり方」と「心=やる気」の両方が必要。

パブリック・ナラティブは心を動かすリーダーシップ

パブリック・ナラティブの要素は3つ。

  • ストーリー・オブ・セルフ(自分の経験・価値観を語る)
  • ストーリー・オブ・アス(経験と価値観を共有する)
  • ストーリー・オブ・ナウ(行動を促す)

FRJのセッションで見たストーリーテリングの動画には、この3つの要素が完璧に違和感なく含まれていました。このストーリーのテクニカルな構成を知ってから動画を見たにも関わらず、とても感動したのを覚えています。

ストーリー・オブ・セルフの筋書き

昨日のセミナーではストーリー・オブ・セルフが中心でした。ストーリー・オブ・セルフのプロットはシンプル。この型に沿って感情を伴ったストーリーを語ることで、語り手の価値観が聞き手に共有される。

 

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画像はコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンHPより引用

 

 

ストーリー・オブ・セルフのポイント

  1. 「こういう出来事があった」「何をした」という客観的な事実を、その時の情景や感情が想像できるように、ありありと表現する。

    例)静かだった→いつもは聞こえないエアコンの音が聞こえるくらい静かだった

  2. 数字などを使って具体的に伝える。

    例)会場には人がほとんど来なかった→定員300人の会場にたった5〜6人しか来なかった

  3. 成功体験や悲劇ではなく、価値観を伝える

まとめ

ストーリー・オブ・セルフ、パブリック・ナラティブ、コミュニティ・オーガナイジングなど馴染みのない言葉が多かったので、正しく理解できているか少々不安。でもストーリーの持つパワーは大きい。もっと勉強してストーリー・テリングのスキルを身につけたい。パブリック・ナラティブはAFPで知ったケース・ステートメントにも通じると感じたので、引き続き勉強していこうと思います。